世界遺産 日光東照宮

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徳川家康を祀る神社

1617年(元和3年)初代徳川将軍の徳川家康公を祀る神社として、2代将軍秀忠公によって建てられ、
1934〜1936年(寛永13年)に三代将軍家光公によって、現在の豪華な社殿が造替されました。

東照宮とは「東から照らす神社」という意味で、家康は死後、神(東照大権現)となり日本列島を
東側から全国を照らし守護しているんだそうです。

境内には国宝8棟・重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並び、全国各地から集められた名工により、
柱などには多くの彫刻が飾られ、1999年には世界遺産にも登録されました。

東照宮参拝へ「石鳥居」

石鳥居(一の鳥居)は元和4年、九州筑前藩主・黒田長政公によって、筑前國(現在の福岡県)
から船で小山まで運ばれ、その後陸路を人力によって日光まで運び奉納された
高さ9.2m・柱間6.7m・柱の直径3.6mの花崗岩で作られた石鳥居です。

日光東照宮本殿と鳥居の中心を結んだ延長線上に江戸城があり、
「死して江戸を護る」という家康公の信念が込められているそうです。

この場所は東京スカイツリーの高さと同じ634m。

五重塔〔重要文化財〕

石鳥居を抜けてすぐ右手に「五重塔」
慶安3年、若狭の国(福井県)小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されましたが、文化12年に火災に遭い
その後、文政元年に同藩主酒井忠進項によって再建されたものです。

高さ36mもある五重塔ですが、日本にある五重塔の中では6番目の高さ。
ちなみに一番高いのは教王護国寺(京都・東寺)で約54メールなんだそうです。

心柱制震という当時の優れた免震技術が生かされ、五重塔の心柱は懸垂(吊り下げ)式になっていて
地盤より約10cm浮いた状態で、東京スカイツリーの制振システム(心柱制震)の建設設計にも
応用されています。

日光東照宮といえば「三猿」ですが・・

「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名ですが、この彫刻があるのが神厩舎で
この三猿以外に全部で十六猿の彫刻があり、8つの面で人間の人生を表していると言われています。

親子の猿
母猿が手をかざし子猿の将来を案じて見ている様子。

三猿
聞かざる・言わざる・見ざるの順番で、まだ小猿の三猿に
悪いことを聞いたり、言ったり、見たりしないで

良いものだけを受け入れ、素直な心のまま成長せよ
という教え

独り立ち直前
一匹の猿が座ったまま将来を見つめていて、

自力で独り立ちしようとする姿

青年期
大きな志を抱き天を仰ぎ見る二匹の猿。
「青雲の志」を抱く青年期

挫折と慰め
崖下を覗き込む猿とその猿を慰める猿、崖っぷちを

飛び越えようとする猿
人生に挫折する厳しさを味わい、慰め、励ましてくれる

仲間や友達が大切という教え


*残り3面の写真がありません・・🙏

恋に悩む猿
あぐらをかいて悩む猿が、

恋愛中の悩みを表している。

夫婦で乗り越える
結婚した二匹の猿が大きな波を夫婦で乗り越えていくという教え

妊娠中の猿
子を宿し母となり、

一面へ戻るんだそうです。

陽明門〔国宝〕

唐銅鳥居(二の鳥居)を抜けると陽明門です。
この鳥居から見て陽明門がうまく収まる場所。この辺りが「北辰の道」の起点と言われ、
陽明門と鳥居を中心に結んだ上に北極星が来るように建てられていて、「最強のパワースポット」
と言われています。

陽明門は508体の彫刻が施され、その彫刻や模様の美しさから一日中見ても飽きないと言われ
「日暮御門」とも呼ばれています。
霊獣・植物・鳥類・人物・雲・水波・昆虫の彫刻を508体・・・
確かに全部を見つけるには一日中見ないといけないかもしれません。

朝鮮

陽明門前にある「朝鮮鐘」は、
寛永20年、竹千代(4代将軍徳川家綱)誕生の祝賀に
朝鮮通信使が香炉・燭台・花瓶(三具足)とともに
持参したもので、朝鮮国王・仁祖から贈られたものです。

香炉・燭台・花瓶(三具足)は徳川家康公の墓所に置かれて
いますが、当時のものは文化9年の火災で失われてしまい、
現在の三具足は日本で鋳造されたものになります。

眠り猫〔国宝〕

三猿に続いて人気なのが、東回廊の出入り口部分、蟇股(かえるまた)にある彫刻の「国宝・眠り猫」
左甚五郎という方の作品と言われていますが、定かではないそうです。

この眠り猫の裏側には「二羽の雀の彫刻」がありますが、牡丹の花咲く下に日光の光を浴びて子猫が
安眠し、雀が戯れる様子から「強い者が弱いものを虐げることのない共存共栄の平和な世の中」
を表現していると考えられているそうです。

実際、猫は起きていて、薄目を開けて家康公の墓へ通じる道を守るためといった説もあるようですが、
本来の意味は謎だそうです。

家康公の眠る神聖な奥宮へ続く階段・・・

眠り猫の先へ進むと奥宮へと続く奥社参道で、石廊下と
呼ばれ、階段は約200段もあります。

この長い階段は東照宮建築の見どころのひとつで、階段は
1枚ごとに一枚石が用いられ、傾斜の部分の石柵は笠も柱も
土台も一枚の石をくり抜いて作られていて、寒さの厳しい日光の
冬の凍て上がり防止をも考慮したものと思われる。

そして、家康公の眠る場所であることから家康公のパワーが
満ち溢れているパワースポットと言われています。

途中でやめたくなるくらい、きつい階段でした😭
行かれる際は、無理をせず休み休み休憩しながらゆっくりと登ってください。

奥社宝塔〔重要文化財〕

御祭神徳川家康公の墓所。
昭和40年、東照宮350年祭を機に公開されました。
八角5段の石の基盤の上に更に3段を青銅で鋳造し、その上に宝塔を載せています。
当初は木造、その後石造に改められたが、天和3年の地震で破損したため、鋳工椎名伊豫が制作した現在の
唐銅製(金・銀・銅の合金)に作り替えられました。
塔の前には鶴の燭台・唐獅子の香炉・花瓶からなる三具足が据えられています。

そして、家康公の墓所ではありますが遺体(遺骨)があるかどうかは定かではないそうで、
静岡県の久能山東照宮にある説と栃木県の日光東照宮のどちらかにあるというのが有力な説らしいです。

例大祭

5月17日・18日の両日「例大祭」が行われます。
17日は表参道下から東照宮に向かって一気に馬が駆け上がる
「神事流鏑馬」が行われたり、
18日は、家康公を久能山から日光へ埋葬した当時の行列を再現した
「百物揃千人武者行列」が行われます。

東照宮御朱印とお守り

日光東照宮の御朱印は、陽明門を入って右側にある社務所で
いただくことができます。
初穂料は500円です。

また、奥宮の方でも御朱印がいただけます。
同じく500円です。

正月限定の特別御朱印もあるみたいで、1月中は限定御朱印が
もらえるみたいです。


今回購入したお守り
・三猿身体健全お守り 500円 ・盛運の虎守 1000円(運気上昇)
・破魔矢御守 1000円(家内安全・繁栄) ・神札 1000円(家内安全・商売繁盛)

盛運の虎守は「どうする家康」と一緒に紹介されていました。
寅年は飛躍や力強く進むと意味があり、盛運(運が良い方向へ向かう様)運気上昇御守です         

破魔矢御守は10年間効果がありますと説明を受けました。
神棚がない場合は、頭よりも上の場所に飾ると教えてもらい玄関近くの棚の上に飾っています。

日光東照宮 拝観時間・料金・アクセス

拝観時間 4月1日 〜 10月31日 午前9時より午後5時まで
     11月1日 〜 3月31日 午前9時より午後4時まで
     *各期間とも受付は閉門30分前に終了

拝観料 【日光東照宮単独拝観券】
     大人・高校生  1,300円
     小・中学生    450円

    【セット料金(東照宮拝観券+宝物館入館権)】
     大人・高校生   2,100円
     小・中学生      770円

    【宝物館入館料】
     大人・高校生   1,000円
     小・中学生     400円 

    【美術館入館料】
     大人      800円
     高校生     600円
     小・中学生   400円  

所在地  〒321−1431 栃木県日光市山内2301

電話番号 0288ー54ー0506(日光東照宮社務所)

駐車場  東照宮大駐車場 (普通車200台)
     駐車料金 1日 600円

車で  東北自動車道宇都宮ICから日光宇都宮道路へ 日光ICから2km

*日曜日に車で訪問。東照宮大駐車場は近いですが駐車場向かう車の渋滞がすごかったので、
 日光表参道付近のパーキングに停めることも検討した方がいいかと思います。

電車  浅草 〜 東武日光(特急けごん)・・・・・・・・・・・所要時間 約1時間50分
    浅草 〜 下今市 〜 東武日光(特急きぬ+各駅停車) ・・所要時間 約1時間50分
    浅草 〜 東武日光(東武鉄道快速)・・・・・・・・・・所要時間 約2時間5分
    浅草 〜 東武日光(JR特急日光)・・・・・・・・・・・所要時間 約2時間
    宇都宮 〜 日光(JR日光線)・・・・・・・・・・・・・所要時間 約45分

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この記事を書いた人

沖縄から飛行機に乗って出かけることが趣味。
マイルを貯めたり、格安情報探して旅しています。
3度どころか4度目のブログ・・・これまでのブログは消えてしまったけど
長く続けていきたいと思っています、

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