釜蓋神社(射楯兵主神社)
釜蓋神社で検索するとすぐ出てきますが、正式な名称は、「射楯兵主神社(イタテツワモノヌシジンジャ)」
と読み仮名ないと全く読めない神社名。
釜蓋を頭に乗せて参拝するスタイルの変わったお参り方法の神社で、唐船峡そうめん流しまで来たついでに
立ち寄ってみました。
駐車場から海の方向へ歩くと鳥居があり、その先に神社があります。
なんで?釜蓋?
釜蓋神社のほうが覚えやすいし、親しみも湧きやすいのですが、なぜ釜蓋神社なのか?
調べたところ・・・
天智天皇と妃が穎蛙(えい)の御陵を訪れるということで、もてなすために何十石という、
米を炊き始めたところ、凄まじい風が釜のふたを吹き飛ばし遠く離れたこの地に
舞い落ちました。
それを人々が拾い上げ、「釜蓋大明神」と祀ったことが始まり。
創建年代は不明ですが、8つの頭を持つ「ヤマタノオロチ」を退治した素戔嗚尊(すさのおのみこと)を
祀っています。
武の神様で厄除け・開運にもご利益があり芸能人やスポーツ選手もたくさん訪れていて、
たくさんサインも飾られていました。
ユニークなお参り方法
釜蓋を頭にのせて参拝する「かまふた願掛けかぶり」
備え付けの釜蓋を頭の上に乗せ、手を使わずに鳥居から賽銭箱前までお参りしてください。
途中で落ちたら、もう一度最初からやり直してください。
うまくできたら、厄除け・開運です。
と書いてありました。割と重みのある釜蓋を頭にのせ、手を使わずに鳥居から拝殿までの約8mの距離を、
歩くのは結構難しかったですが、そろりそろり歩きで無事到着することができました。
拝殿前の階段が、難スポットです!
釜蓋のサイズは3種類あって、大と小と二人用のビックサイズの釜蓋もありました。
が、二人で息を合わせて手を使わずたどり着くのは・・至難の業だと思います。身長差もあるし・・・
いろんな方が挑戦していたので見ていましたが、頭に置く位置で成功率が変わると思います。
自分のベスポジ探して挑戦してみてください。
神社に行くと必ず「手水舎」がありますよね。神社やお寺に観光感覚で行ってるので
実は、正しい作法ってあまりわからなくて、いつも手を清めて終わりなんですが、
今回正しい作法を調べてみました。
手水の作法
①心を落ち着かせ、軽くお辞儀をする。
②右手で柄杓を持ち、清水をくむ。(柄杓が清水で一杯になる量)
③左手を清めます。(使用する量は柄杓の3割くらい)
④柄杓を左手にもちかえて、右手を清めます。(使用する量は同じく柄杓の3割くらい)
⑤柄杓を右手に持ち替え、左手で清水をうけ口をすすぐ。(柄杓に直接口をつけてはいけない)
⑥柄杓を立てて、柄の部分を清めて下の位置に戻す。
こんな感じだそうです。
次からはちゃんとした作法でお参りしたいと思います。
かまふた願掛け投げ
岩場にある釜に向かって、かまふた粘土を投げ入れるかまふた願掛け。
かまふた粘土は2個200円。
釜の中にうまく入ると願いが叶うと言われているそうです。
2回(4個分)挑戦しましたが、全部失敗。
そんなに遠くなくて、入りそうなのに入らないんです・・・
100円玉そんなに持ってないよ!って方も心配ありません。
ゲームセンターに置いてあるような、1,000円札→100円玉両替機が設置されています(笑)
御朱印・おみくじ・お守りなど
社務所もありましたが、拝殿内に御朱印やおみくじなどがありました。
釜蓋神社は管理・運営が地元自治会が中心となって運営しているため、管理人不在の場合もありますが、
拝殿内にて入手できるようになっているそうです。
社務所の方(この日は管理の方がいました)では、ブレスレットなどを販売しているようです。
このブレスレットがとても人気で、なでしこジャパンの澤さんや日本代表の中村俊介選手が身に付けていたと
話題になったんだそうです!
御朱印を頂くか迷いましたが、理由はありませんが、なんとなく・・パスしました。
この拝殿内に、両替機があるので管理人の方がいなくても、支払いをすることは可能です!!
縁結びおみくじは手水舎の奥の方にハートのモチーフがあり、そこに結んでありました。
龍の絵画と寿石
拝殿の天井に龍の絵が奉納されていて、フラッシュを使って撮影すると龍が持って入る珠が
光っているように見えることもあるそうです。
これ知らなくて・・・帰ってきてからガイドブック見直して気が付いたんです・・悲しすぎる。
スマホのロック画面に使っている方も多いそうです。ぜひ撮影に挑戦してみてください。
本殿の右側奥の方に「寿石」という霊石があります。
撫でながら祈ると、良縁・子宝・安産に恵まれると言われているそうです。
希望の岬
神社を正面に見て、左側に「希望の岬」と書かれた小さな鳥居が
あります。
小道を奥の方へ進んでいくと、開聞岳が見える海に出ます。
舗装されていて、距離はそんなに長くないので立ち寄ってください。
絶景が見られます。
釜蓋型の屋根付きベンチが設置されています。
この日は地元のおじいちゃんがのんびり海を眺めていました。
アクセス
釜蓋神社
〒891-0704
鹿児島県南九州市穎蛙町別府6827
0993-38-2127(釜蓋神社管理運営委員会)
営業時間 参拝自由
(社務所 10:00 〜 16:00)
駐車場 あり(無料)
JR指宿枕崎線穎蛙大川駅 から徒歩15分
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